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雑がみリサイクルサービス開始

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京浜島工場で雑がみ選別ラインが稼働

2013年7月、京浜島工場に光学式選別機を導入し、
雑がみリサイクルサービスを開始しました。人手と機械により再生可能な紙を選別し、マテリアルリサイクルを行い、お客様のリサイクル率を向上します。

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インタビュー「雑がみリサイクルサービス開始に至る経緯とサービス拡大に向けての展望」

回答者 代表取締役社長 伊藤憲男
―――雑がみリサイクルサービスとはどのようなサービスですか?

廃棄物内に混在している再生可能な紙をマテリアルリサイクルする
サービスです。

紙が多量に含まれるもの(以下、回収物)を工場へ運び、 再生可能な紙だけを選別して再生紙の原料にします。

――― 雑がみリサイクルサービスを始めようと思われたきっかけは?

私は安全パトロールで毎月すべての有人現場(廃棄物保管室の常駐現場)に足を運んでいますが、以前から現場で収集している一般廃棄物のなかに、ずいぶん多くの紙が含まれているなと感じていました。5~6年前から、これを何とかできないかな、と具体的に考え始めました。

―――ほかの古紙リサイクルとの違いは?特徴とメリットを教えてください

通常、古紙をリサイクルするにはお客様の手元で古紙の種類ごとに分別していただく必要があります。新聞紙・段ボール・雑誌などの古紙は分別が難しくないためリサイクルが進んでいますが、メモ用紙やコピー用紙、お菓子の空き箱など、日常活動に伴って大量に排出される雑多な紙は、リサイクル可能なものが多いにもかかわらず、分別が難しく煩わしいために、ほとんどが廃棄されてしまっています。
雑がみリサイクルサービスでは、選別から当社で行うため、新たに分別をしていただく必要はありません。これまで通りの分別方法のまま、リサイクル率を向上させることが可能です。

京浜島第一工場 安全祈願祭の様子

―――構想から実現まで、どのような苦労がありましたか?

一番の問題は、回収物から、再生可能な紙とリサイクルできない紙・紙以外のものをどうやって分けるか、ということでした。紙であれば全てがリサイクルできるというわけではなく、濡れているものやタバコの箱のようにビニールが付いているもの、カーボン紙、不織布など、リサイクルに適さないものもあります。だからこそ、紙の分別は難しいのです。

重さや大きさでふるい分けたり磁石を使うなど、これまで一般的に使われてきた方法では選別できません。頭を悩ませていた折に、相談していたところから光選別ならできるんじゃないか、という情報が入ってきました。
光学式選別機というのは光センサーを利用した精度の高い機械で、主に製品の選別などに使われています。光学式選別機があることは以前から知っていましたが、当然高価なものなので採算が見込めないだろうと諦めていました。しかし、価格が以前に比べて下がっていることが分かり、これしかないと思って導入を決断しました。

今まで廃棄物にこのような選別機を採用した事例がなかったため、導入するにあたり、様々な調査、検証を行う必要がありました。廃棄されるものの中にどれくらいの割合でリサイクルできる紙が含まれているのか、実際にゴミ袋を開けて調査をしたり、機械の選定のためにダンボールでふるいをつくってサイズの確認をするなど、一つずつ手作業で地道に行わなければならず、社員には苦労をかけたと思います。試運転の時には思わぬところから細かな紙が工場内に舞い散るという予期せぬ事態もありましたが、一つひとつのハードルを越え、本稼働にたどり着けました。

―――今後、どのような企業に利用してほしいとお考えですか?

雑がみリサイクルサービスをご利用いただくことで、従来通りの分別方法のまま、廃棄物の排出量が大幅に削減され、リサイクル率を向上させることが可能です。

また、現在、再生可能な紙を選別したあとの残渣物をRPFという固形燃料にリサイクルする試みを行っています。全ての回収物での実現には至っていませんが、サービスとしてのご提供が実現すれば、回収物の100%リサイクルが可能となり、お客様のリサイクル率のさらなる向上に貢献することができます。

オフィスビル・学校など、紙の使用・廃棄が多い施設でご利用いただくと、特に効果的です。是非当社にご相談ください。